v2.3 リリースノート
Bot に AI 応答機能を追加し、自動応答・チケット返信・サーバーでの常時応答で AI を使えるようにしました。Claude を含む新モデルも選べます。あわせてダッシュボードを暖色マゼンタ基調へ全面リデザインしました。ほかにもレベリングのカード画像・通知設定、再参加時のロール復元(Sticky Roles)、カスタムコマンドの関数(サブルーチン)などを追加した大型アップデートです。

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公開日: 2026年6月23日BotShade を v2.3 に更新いたしました。今回は大型アップデートです。中心となるのは、Bot への AI 応答機能の追加(自動応答・チケット返信・常時応答)、Claude を含む新モデル、ダッシュボードの全面リデザインの 3 点です。ほかにもレベリングのカード画像化、ロール保持(Sticky Roles)、カスタムコマンドの関数(サブルーチン)など、多数の機能を追加しています。
お気づきの点がございましたら サポート よりお気軽にご報告ください。
本記事の目次は次のとおりです。
- ハイライト
- Bot に AI 応答機能を追加
- AI モデルの刷新と Claude 採用
- ダッシュボードの全面リデザイン
- レベリングの強化
- ロール保持(Sticky Roles)
- Components V2 ビルダーの改善
- カスタムコマンドの強化
- その他の新機能と改善
- 修正された不具合
- 互換性について
- サポート・コミュニティ
ハイライト
- Bot に AI 応答機能を追加 しました。キーワード自動応答・サポートチケット・サーバーでの常時応答に、AI が 自動で返信 できます。
- AI モデルを刷新し、標準モデルに加えて Claude(Haiku 4.5 / Sonnet 4.6 / Opus 4.8) などの上位モデルや推論モデルを選べるようになりました。
- モデル選択時に 消費クレジットの度合い(少 / 中 / 多 / 特大)が一目で分かるようになり、今月の利用状況 もダッシュボードで確認できます。
- ダッシュボードを 暖色マゼンタ基調へ全面リデザイン し、Plum / Editorial の 2 つのデザインテーマを切り替えられるようにしました。
- Bot 詳細画面を 2 軸ナビゲーション(上:Bot 全体 × 左:機能設定)へ再構成し、稼働状況を最上段に大きく表示するようにしました。
- Bot 一覧を コンソール型(KPI ストリップ+並べ替え対応テーブル)へ刷新しました。
- レベリングの ランクカード・リーダーボード を画像出力に対応し、レベルアップ通知 の送信先・形式を設定できるようにしました。
- メンバーが再参加したときに退出前のロールを自動で復元する ロール保持(Sticky Roles) を追加しました。
- Components V2 ビルダーで ボタンを直接編集 できるようになり、プレビューが Discord のマークダウン表示 に対応しました。
- 構築支援アシスタント BotShader AI に、使う AI モデルや思考の深さ(effort)を選べるセレクタと、使用量ページ を追加しました。
- カスタムコマンドに、再利用できる 関数(サブルーチン) を追加しました。スコープ・引数・戻り値を備え、複雑なコマンドを部品に分けて組み立てられます。
- 永続変数(
BSVAR_)が オブジェクト / 配列のネスト に対応しました。 - ホワイトリスト / ブラックリストが効かない不具合や、発言の画像化(Make it a Quote)で 絵文字が表示されない 不具合など、複数の不具合を修正しました。
Bot に AI 応答機能を追加
ご自身の Bot に AI 応答機能 を追加しました。ダッシュボードの AI モジュールから有効化すると、Bot がサーバーのメンバーに AI で応答します。これは Bot 側の機能で、ダッシュボード上で Bot の構築をサポートする「BotShader AI」とは別のものです。AI 応答は、次の 4 つの場面で使えます。
コマンドでの対話(/ai chat)
/ai chat を使うと、チャンネル上で AI と直接会話できます。会話の文脈はチャンネルごとに一定時間保持されるので、続けて質問しても AI は話の流れを踏まえて回答します。連投を防ぐクールダウンも用意しました。
自動応答の AI 化
これまでのキーワード自動応答に、AI による返信を組み合わせられるようになりました。応答ルールの形式を「AI」に設定すると、トリガーにマッチしたメッセージへ AI が文脈に沿って返信します。無駄なクレジット消費を防ぐため、最小クールダウンが自動で適用されます。
チケットの自動返信
サポートチケットのチャンネルで、チケット作成者の発言に AI が自動で一次対応できるようになりました。スタッフが返信すると AI は応答を止めるので、そのまま有人対応へ引き継げます。有効・無効はチケット設定で切り替えます。
サーバーでの常時応答(/ai respond)
/ai respond のパネル(Components V2)から、サーバー内での常時応答を細かく設定できます。
- 反応する相手:メンションされたときだけ(おすすめ) / 指定したユーザー・ロール・権限の発言だけ / すべてのメッセージ
- 対象チャンネル:全チャンネル、または特定チャンネルの許可・除外
- クールダウン:秒単位で指定し、反応しすぎを防止
AI モデルの刷新と Claude 採用
AI で利用できるモデルを全面的に見直しました。用途と予算に合わせてモデルを選べます。
選べるモデルが増えました
- 標準モデル:高速・低コストな既定モデルをはじめ、複数の標準モデルを用意しています。これらの低コストな標準モデルは 米国の AI 推論プロバイダー(DeepInfra) 上で動作し、データは米国の基盤で処理されます。
- 上位モデル(Premium):より高精度な応答に対応する上位モデルに加え、Claude Haiku 4.5 / Sonnet 4.6 / Opus 4.8 を選べるようになりました。
- 推論モデル(Premium):じっくり考えて答える推論モデルを追加しました(コマンドでの対話向け)。
使用するモデルは、対話・チケット・自動応答・常時応答の機能ごとに個別に指定できます。推論モデルには「推論」、上位モデルには「要 Premium」のバッジが表示されます。
消費クレジットの度合いを表示
モデルを選ぶときに、1 回の返信あたりのコストの目安を 少 / 中 / 多 / 特大 の 4 段階で表示するようにしました。品質とコストを見比べてモデルを選べます。
今月の利用状況
ダッシュボードに 今月の AI 利用状況 を追加しました。消費クレジット・月次上限(プラン別)・残量をプログレスバーで確認できます。モデル別の内訳(呼び出し回数・コスト)も表示します。サーバー上では、コマンド /ai usage で同じ利用状況を確認できます。
ダッシュボードの全面リデザイン
ダッシュボードのデザインを全面的に刷新しました。配色は暖色のグレージュ地にマゼンタのアクセントを合わせた組み合わせに統一しました。フォントも見出し・本文・等幅(コマンドや数値)で使い分け、情報を読み取りやすくしています。
2 つのデザインテーマ
環境設定の デザインテーマ から、お好みの見た目を選べるようになりました。
- Plum:角丸カードが背景に浮かぶ、やわらかな標準デザイン。
- Editorial:紙とインクを思わせる罫線組版の引き締まったデザイン。
選択内容は保存され、次回以降もそのまま適用されます。
Bot 詳細を 2 軸ナビゲーションへ
Bot 詳細画面を、上部タブ と 左サイドバー の 2 軸で構成し直しました。上部タブでは Bot 全体の設定(ホーム / カスタムコマンド / イベント / 全コマンド管理 / 環境変数 / データストレージ / サーバー一覧 / ログ)を扱い、左サイドバーでは機能モジュールを設定します。常設のログレールは廃止し、ログはタブへ集約しました。
画面上部の 稼働ヒーロー には、Bot の状態を大きく表示します。ここで起動・停止・再起動などを操作でき、サーバー数・ユーザー数・遅延などの KPI と直近のアクティビティもまとめて確認できます。
Bot 一覧をコンソール型へ
Bot 一覧をコンソール型に刷新しました。上部の KPI ストリップ には、稼働中の Bot 数・総コマンド数・エラー率・API 遅延の P95 を表示します。その下は 列で並べ替えできるテーブル です。お気に入りの Bot は一覧の先頭にピン留めされるので、多数の Bot を運用していても素早く把握できます。
レベリングの強化
レベリング(/level)を大きく強化しました。
ランクカード・リーダーボードの画像出力
/level rank と /level leaderboard の結果を、従来の埋め込み表示に加えて 画像(カード) でも出力できるようにしました。スタイルは Bot 設定で選びます。
- ランクカード:
rich/minimal/neonの 3 スタイル - リーダーボード:
rich/minimal/neon/podium(表彰台風)の 4 スタイル
ダッシュボードでは 動的プレビュー を見ながらスタイルを選べます。プレビューには、ログイン中のユーザーのアイコンと名前が入ります。
レベルアップ通知の設定
/level setting、またはダッシュボードから、レベルアップ通知を設定できるようになりました。
- 送信先:発生したチャンネル / 指定チャンネル / DM
- 形式:メッセージ / 埋め込み / 画像
ロール保持(Sticky Roles)
ロール保持(Sticky Roles) を追加しました。メンバーがサーバーを退出して再参加したときに、退出前のロールを自動で復元します。常連メンバーにロールを付け直す手間がなくなります。
/role-retention setting の設定パネル(Components V2)では、機能の有効・無効と、復元対象から外す 除外ロール を指定できます。Bot より上位のロール・外部連携ロール・@everyone は、指定しなくても対象外になります。保存済みデータは /role-retention clear で削除できます(操作にはロール管理権限が必要です)。
Components V2 ビルダーの改善
v2.2 で追加した Components V2 ビルダーを、より使いやすく改善しました。
- ボタンの直接編集:ラベル・スタイル(PRIMARY / SECONDARY / SUCCESS / DANGER / LINK)・絵文字をビルダー上で直接編集できるようになりました。各スタイルは Discord 公式の配色でプレビューに反映され、リンクボタンには 🔗 マークが付きます。
- プレビューの Discord マークダウン対応:見出し・リスト・太字・コード・サブテキスト(
-#)など、Discord のマークダウン表記をプレビューでも Discord と同じように表示します。コードブロックにはシンタックスハイライトが付きます。
カスタムコマンドの強化
カスタムコマンドのビルダーに、再利用できる関数(サブルーチン)を追加し、永続変数をネストに対応させました。
関数(サブルーチン)
コマンド内で繰り返し使う処理を「関数」として定義し、何度でも呼び出せるようになりました。関数は functionDef(定義)・functionCall(呼び出し)・returnFunction(戻り値)の 3 種類のノードで組み立てます。ダッシュボードのサイドバーには 「関数」セクション({ } アイコン)を追加しました。関数の編集中は、キャンバス上部のパンくずに現在地(スコープ)が表示されます。
関数の中から変数をどう扱えるかは、次の 4 つのスコープで決まります。
- グローバル(
BSVAR_・サーバー変数):関数の中からも読み書きできます。 - コマンドスコープ(
option_など):関数の中からは見えません。 - 関数の引数(
{param_*}):読み取り専用で、値渡し(オブジェクト・配列は深いコピー)で受け取ります。 - 関数ローカル:関数を抜けると破棄されます。
戻り値は returnFunction で 1 つのオブジェクトにまとめて返します。安全のため、関数のネストは最大 32、総呼び出し回数は 1000 までに制限されています。
永続変数のネスト対応
永続変数(BSVAR_)で入れ子(ネスト)構造を扱えるようになりました。array<object>(オブジェクトの配列)、array<array>(配列の配列)、オブジェクトの中のオブジェクトなどを、宣言・保存・読み出しのすべてで扱えます。ネストは最大 5 階層です。これまでのフラットな変数もそのまま使えます。
その他の新機能と改善
通知(トースト)・メニューの刷新
トーストやメニュー、ツールチップなどのポップアップを、淡い色のアイコンチップと控えめな影で統一し、見やすく整えました。
モジュール無効時の表示
モジュールを無効化している間は、設定画面をオーバーレイで覆い、無効化中であることが分かるようにしました。
ミニゲーム・電卓モジュールの調整
ミニゲームのベット額やオッズ(倍率・還元率・確率)を、ステッパーやスライダーで直感的に設定できるようにしました。電卓(/calc)モジュールの起動絵文字の選択 UI も刷新しています。
BotShader AI(構築支援アシスタント)の強化
ダッシュボードで Bot 構築をサポートする BotShader AI を強化しました。応答に使う AI モデルと、対応モデルでは思考の深さ(effort)を選べるセレクタを追加しました。左サイドバーからは 使用量ページ を開けます。消費量は % で表示します。あわせて、回答が途中で止まらないようストリーミングの安定性を高めました。Cmd / Ctrl + Enter での送信や、サイドバーの開閉状態の保持にも対応しています。
設定パネル(Components V2)の操作統一
Discord 上の各種設定パネル(チケット・ようこそ・入退室ログ・レベリング・AI 常時応答・認証・保護など)の表示を見直しました。どのパネルも、現在値と編集ボタンを同じ行に並べる形に統一しています。編集は同じメッセージ内で完結し、各サブ設定には「◀️ 戻る」があります。操作ボタンの色分けも揃えました。取り消せない操作は赤、復元できる警告は琥珀、中立の操作は灰です。
修正された不具合
発言画像(Make it a Quote)の絵文字を修正
発言を画像化する機能(Make it a Quote)で、絵文字が表示されずに欠ける不具合を修正しました。本番環境でも絵文字が正しく描画されます。
ホワイトリスト / ブラックリストが効かない不具合を修正
自動応答(AutoResponder)・AI 常時応答・保護(スパム対策)で、ホワイトリスト / ブラックリストを設定すると、対象が一致しても無言で動作しなくなる不具合がありました。内部での ID の取り扱いを見直し、設定どおりに動作するよう修正しました。
実行基盤の安定化
実行基盤とデータベースの接続処理を見直し、接続が断続的に切れては再接続される問題を解消しました。これによりログ処理が安定しました。
互換性について
これまでご利用いただいていた Bot やフロー定義は、v2.3 でもそのまま動作いたします。デザインの刷新やモジュール構成の見直しがあっても設定は自動で引き継がれるため、お客様側での移行作業は不要です。
なお、旧 ChatGPT モジュール と 自動ロール付与(autoRole) は、それぞれ新しい AI モジュール・ロール保持モジュール へ統合・置き換えとなりました。
サポート・コミュニティ
ご質問・不具合のご報告・機能のご要望は、以下のいずれかからお気軽にお寄せください。
- サポートページ — お問い合わせフォーム
- status.botshade.com — サービスの稼働状況
今後とも BotShade をどうぞよろしくお願い申し上げます。