v2.5.3 リリースノート
乗っ取られたアカウントによる無差別なスパムを 1 通目で止める「ブラックホール」を新設しました。認証の設定を保護機能の設定パネルにまとめ、各機能の設定コマンドの名前を `settings` に統一しました。ダッシュボードでは、サーバーごとの設定を ID ではなく名前で表示するようにし、バックアップの中身を確認する画面も作り直しました。チケット・ロールパネル・投票の一部のコマンドが必ず失敗していた不具合の修正も含みます。

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公開日: 2026年8月12日BotShade を v2.5.3 に更新いたしました。本リリースでは、荒らし対策の新機能 ブラックホール を追加いたしました。あわせて、認証の設定を保護機能にまとめ、各機能の設定コマンドの名前を統一しております。ダッシュボードでは、これまで数字の羅列で表示していたサーバーごとの設定を、名前で確認できるようになりました。
また、一部のコマンドが必ず失敗する不具合を修正いたしました。ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
お気づきの点がございましたら サポート よりお気軽にご報告ください。
本記事の目次です。
- ハイライト
- ブラックホール — 無差別なスパムを 1 通目で止めます
- 認証の設定を保護機能にまとめました
- 設定コマンドの名前を統一しました
- 編集する対象を一覧から選べるようになりました
- サーバーごとの設定が名前で表示されるようになりました
- バックアップの中身を確認できるようになりました
- ダッシュボードの改善
- セキュリティに関する修正
- 修正された不具合
- 互換性について
- サポート・コミュニティ
ハイライト
- ブラックホール を新設いたしました。指定したチャンネルへの投稿そのものを違反とみなし、1 通目で処罰いたします。乗っ取られたアカウントが全チャンネルへ無差別にスパムを撒く事例に備えた機能です。
- 認証の設定を
/protection settingsの「認証システム」にまとめました。/verification setupは廃止となります。 - 各機能の設定コマンドの名前を
settingsに統一いたしました (/level setting→/level settingsなど)。設定の内容や権限はそのまま引き継がれます。 - ダッシュボードのサーバーごとの設定を、数字の羅列ではなくサーバー名とアイコンで表示するようにいたしました。チャンネルやロールを選ぶたびにサーバーを選び直す必要もなくなりました。
- バックアップの中身を確認する画面を作り直しました。ロールが実際の並び順で表示され、チャンネルもカテゴリーの構造どおりに表示されます。
/ticket settings・/ticket panel・/rolepanel create・/poll createなどが必ず失敗する不具合を修正いたしました。- サーバー保護 (Anti-Nuke) が素早い連続削除を検知できない問題を修正いたしました。
ブラックホール — 無差別なスパムを 1 通目で止めます
乗っ取られたアカウントは、サーバー中のあらゆるチャンネルに手当たり次第にメッセージを投稿します。文面を見て判断する仕組みでは、判断を終えるまでの間にも投稿が広がってしまいます。
ブラックホールは、投稿されたチャンネルだけを見て違反かどうかを判断する機能です。「ここに投稿されたら違反」とするチャンネルをあらかじめ指定しておくと、そのチャンネルへの投稿を文面に関係なく即座に処罰いたします。
何を指定すればよいか
普段は誰も投稿しないチャンネルをお選びください。たとえば次のようなチャンネルです。
- ルールやお知らせなど、閲覧のみを想定したチャンネル
- 使わなくなった、または保管しているだけのチャンネル
- この機能のためだけに作成した、目立たないチャンネル
正規の利用者の方はこれらのチャンネルに投稿しないため、引っかかるのはチャンネルを選ばずに投稿しているアカウントだけになります。指定したチャンネルの中にあるスレッドへの投稿も対象です。
設定方法
/protection settings を実行し、ブラックホールの「設定」からご利用いただけます。
- 投稿禁止チャンネル — 対象とするチャンネルを選びます (複数指定できます)
- 対処方法 — BAN (既定) / キック / タイムアウトから選べます
- 投稿削除 — 発動時にその投稿を削除するかどうか (既定は ON)
- 初回猶予 — ON にすると、初回は削除と警告のみにとどめ、24 時間以内の 2 回目から処罰いたします (既定は OFF)
- 除外ロール — この機能の対象外とするロール
既定の対処方法を BAN にしているのは、他のチャンネルに撒かれた投稿もあわせて削除されるのが BAN のときだけだからです。
対象外となる方
以下の方は、ブラックホールの対象になりません。
- サーバーのオーナー
- 管理者権限をお持ちの方 — ほとんどは運営の方ご自身であり、動作確認の投稿で処罰されてしまう不都合の方が大きいためです。管理者アカウントが乗っ取られた場合の被害には、サーバー保護 (Anti-Nuke) で対処いたします
- 除外ロールをお持ちの方
- ホワイトリストに登録されている方
なお、ブラックホールは保護機能の「除外チャンネル」設定より優先されます。そのチャンネルへの投稿自体を違反とみなす機能だからです。
メッセージ内容の読み取りが不要です
ブラックホールは投稿先のチャンネルだけを見るため、メッセージ内容の読み取りが無効な Bot でも動作いたします。また、無差別な投稿を大量に受けている最中でも、判断にかかる負荷は増えません。
既存の Bot では、この機能は OFF の状態で追加されます。ご利用の際は /protection settings から有効化してください。
認証の設定を保護機能にまとめました
認証 (新規参加者にボタンを押していただく仕組み) の設定画面は、/verification setup と /protection settings の 2 か所に分かれており、後者では一部の項目を編集できませんでした。
v2.5.3 では設定画面を 1 つにまとめ、/protection settings の「認証システム」からすべての項目を設定できるようにいたしました。ボタンのラベルや認証メッセージの編集も、こちらから行えます。
これに伴い、/verification setup は廃止 となります。設定するコマンドがなくなったため、ダッシュボードの「認証」ページにあったコマンドの権限設定の項目も削除いたしました。機能そのものの有効 / 無効は、これまでどおりダッシュボードから切り替えられます。
なお、認証の有効 / 無効は保護機能とは独立しております。保護機能を停止しても、設置済みの認証パネルのボタンは動作し続けます。
あわせて、認証パネルの送信が失敗する不具合も修正いたしました。埋め込みのタイトルと本文を両方とも空にしていた場合に起きていたもので、今後はどちらも空の場合に既定の文言で送信いたします。
設定コマンドの名前を統一しました
設定パネルを開くコマンドの名前は、機能によって setting (単数形) と settings (複数形) に分かれておりました。v2.5.3 で settings に統一いたします。
| これまで | v2.5.3 から |
|---|---|
/protection setup | /protection settings |
/log setting | /log settings |
/rolepanel setting | /rolepanel settings |
/welcome setting | /welcome settings |
/ticket setting | /ticket settings |
/responder setting | /responder settings |
/level setting | /level settings |
/role-retention setting | /role-retention settings |
設定の移行作業は不要です。 コマンドの有効 / 無効や権限の設定は、これまでの内容がそのまま引き継がれます。/gaming settings は以前から複数形でしたので、変更はございません。
編集する対象を一覧から選べるようになりました
/ticket settings と /poll edit では、編集したい対象の名前を必ず入力する必要があり、名前を覚えていないと使えませんでした。
v2.5.3 では、名前を省略すると一覧から選べるようになりました。
/ticket settings— 名前を省略すると、設置済みのパネルを一覧から選べます/poll edit— 名前を省略すると、進行中の投票を一覧から選べます。名前だけを指定した場合は、現在のタイトルと説明を表示した編集画面が開きます (これまでは「タイトルか説明を指定してください」というエラーで終わっておりました)
名前と内容を両方指定して一度に書き換える、従来の使い方もそのままご利用いただけます。
サーバーごとの設定が名前で表示されるようになりました
ログ・埋め込みメッセージ・認証・保護・チケット・ロールパネル・ウェルカムメッセージ・レベリング・自動応答・ゲーム連携・ロール保持・AI の 12 の機能では、サーバーごとに個別の設定を作成できます。しかしこれまでは、その見出しが Server: 123456789012345678 のような数字の羅列で表示されていたため、どのサーバーの設定なのかを目で照合していただくしかありませんでした。
v2.5.3 では、見出しにサーバーのアイコンと名前を表示いたします。設定の中で選んだチャンネルやロールも、同様に名前で表示されます。
チャンネルとロールの選択も改善しました
- サーバーを選び直す手間がなくなりました。 これまでは「サーバー A の設定」の中でチャンネルを選ぶ場合でも、開くたびにサーバーの一覧から選び直す必要がございました。どのサーバーの設定かは分かっているため、この手順を省きました。
- 開く前から選択中の名前が表示されます。 これまでは一度開くまで数字のまま表示されておりました。
- 別のサーバーのチャンネルやロールを選べてしまう問題を解消いたしました。 一覧には、そのサーバーのチャンネルやロールだけを表示いたします。
- Bot が参加していないサーバーの設定を開いた場合は、エラーではなく「Bot がこのサーバーに参加していません」という案内を表示いたします。
- 設定を追加した直後、まだ何も選んでいない状態で警告が表示される不具合を修正いたしました。
なお、作成したばかりのチャンネルは一覧にまだ反映されていない場合がございます。その場合でも ID を直接入力すれば設定でき、正しい入力が弾かれることはございません。
バックアップの中身を確認できるようになりました
これまで、保存済みのバックアップの内容を表示する画面では、中身を正しく確認できませんでした。
- ロールの並び順が失われておりました。 ロールは上位ほど強い権限を持ち、復元もその順に行われますが、画面では順序の分からない形で並べておりました。v2.5.3 では上位から下位への 1 列で表示し、色・名前・属性が縦に揃うようにいたしました。
- 管理者ロールがほとんど検出できておりませんでした。 管理者権限の判定に誤りがあり、管理者以外の権限が 1 つでも付いていると管理者として表示されない状態でした。
- チャンネルが実際の構造と一致しておりませんでした。 テキストとボイスを別々の一覧にし、所属するカテゴリーを括弧書きで添える形だったため、サーバーの構造が読み取れませんでした。v2.5.3 ではカテゴリーの構造どおりに表示いたします。
ダッシュボードの改善
- ログイン直後に、ダッシュボードとログイン画面を往復し続ける 不具合を修正いたしました。「セッションの再確立が必要です」という表示が出たあと、強制的な再読み込みを何度か繰り返さないと抜けられない状態でございました。通信が一度でも失敗すると未ログインと判定してしまうことが原因でした。
- 最初の表示までの待ち時間を短縮いたしました。 ダッシュボードを開いてから Bot の一覧が表示されるまで、必要のない順番待ちが発生しておりました。あわせて、通信の中継地点を東京に固定し、日本からのご利用で遠回りが発生しないようにしております。
- 内部 ID の表示を「開発者モード」に移しました。 名前で表示できるようになった以上、名前の隣に数字が常時並んでいる必要はないためです。アカウント設定の開発者モードを有効にすると、これまでの末尾 6 桁ではなく全桁を表示いたします。お問い合わせの際には全桁が必要となるためです。
- サーバー一覧ページを修正いたしました。 アイコンが必ず読み込みに失敗していた問題、常に空欄だった「オーナー ID」欄、押しても何も起きないボタンを整理し、招待した直後のサーバーを表示するための更新ボタンを追加しております。
- 設定画面の見た目を整理いたしました。 カードの中にカードが入れ子になっていた箇所を罫線による区切りに改め、どこからどこまでが 1 件の設定なのかを読み取りやすくしております。
セキュリティに関する修正
内部の点検で見つかった問題を修正いたしました。いずれも修正済みで、お客様側でのお手続きは不要です。
- カスタムコマンドのボタンやメニューを、実行された方以外も操作できる問題を修正いたしました。 チャンネルに表示されたボタンは誰でも押すことができ、押すと実行された方の権限で処理が続く状態でした。今後は実行された方のみが操作できます。
- サーバー保護 (Anti-Nuke) が素早い連続削除を検知できない問題を修正いたしました。 同じ種類の操作が高速に連続すると検知の対象から漏れていたため、削除が速いほど検知漏れが増え、保護が最も必要な場面でこそ機能しない状態でした。あわせて、Bot に監査ログの閲覧権限がないサーバーで、保護が通知なく無効になっていた問題も修正しております。
- バックアップのコマンドで、他のサーバーの情報が入力候補に表示される問題を修正いたしました。 Bot が参加している全サーバーのバックアップ名が、権限のない方にも候補として表示されておりました。なお、これらの候補は選んでも実際には使用できず、問題は候補の表示にとどまります。
/miqに特殊な文字を大量に送ることで、画像の生成を停止させられる問題を修正いたしました。 同じ環境をご利用の他のお客様の画像生成にも影響しうるものでした。あわせて、入力の上限を 500 文字といたしました。- 「API リクエスト」の接続先を、接続の直前に確認するようにいたしました。 確認から接続までのわずかな間に接続先を差し替えることで、制限を回避できる可能性がございました。
- 運営者向けの内部的な記録が、ログ画面に表示されていた問題を修正いたしました。
- Bot を削除した際に、その Bot のデータも削除されるようにいたしました。 これまでは Bot 本体の登録のみが削除され、残高・レベル・カスタムコマンド・リマインダーなどのデータが残り続けておりました。
修正された不具合
コマンド
- 一部のコマンドが必ず失敗する不具合を修正いたしました。 対象は
/ticket settings・/ticket panel・チケットの AI 設定・ロールパネルの読み込み・/rolepanel create・/poll createの 6 か所です。内部の記述の誤りによるもので、同じ種類の誤りが再び入り込まないよう、コードを自動で検査する仕組みを追加しております。 - 認証パネルを送信できない不具合を修正いたしました。 詳しくは 認証の設定を保護機能にまとめました をご覧ください。
AI
- BotShade Max をご契約でも、DeepSeek V4 Flash 以外の AI モデルを選ぶと「現在のプランでは利用できません」と表示される不具合を修正いたしました。 Bot 側が保持しているモデルの一覧が古く、8 件のモデルが存在しない扱いになっていたことが原因です。実際には「モデルが見つからない」状態でしたが、「プランが足りない」場合と同じ文言で表示されておりました。BotShade Plus の一部のモデルについても、ダッシュボードでは選べるのに Bot 側で弾かれる状態を解消しております。
変数
- サーバー全体で使う変数の保存が反映されないことがある不具合を修正いたしました。 「保存したはずの変数が反映されない」「再起動したら元に戻る」といった症状が、再現性なく発生しておりました。
互換性について
これまでご利用いただいていた Bot やコマンドの定義は、v2.5.3 でもそのまま動作いたします。設定の移行作業は不要です。
以下の 3 点が変わりますので、ご確認ください。
- 設定コマンドの名前が変わります。
/level settingは/level settingsになるなど、対象は 設定コマンドの名前を統一しました の表のとおりです。コマンドの有効 / 無効と権限の設定は引き継がれます。 /verification setupは廃止されます。 認証の設定は/protection settingsの「認証システム」からご利用ください。- ブラックホールは OFF の状態で追加されます。 ご利用の際は
/protection settingsから有効化してください。
サポート・コミュニティ
ご質問・不具合のご報告・機能のご要望は、以下のいずれかからお気軽にお寄せください。
- サポートページ — お問い合わせフォーム
- status.botshade.com — サービスの稼働状況
今後とも BotShade をどうぞよろしくお願い申し上げます。